敷島の家

生活音と視野

現在のコロナ禍にも底通しますが、

一つ屋根の下に

「仕事と暮らしの両立を咨る」には、

基礎的な知識と応用力が必要です

この住まいには、

一階にご主人の事務所が入っています

 お仕事柄、緻密な打合せ業務が中心

その際、二階からの生活音はご法度です

ただコンクリート住宅などと異なり、

生活音の上下階伝達は

木造二階建ての宿命ともいえ、

コストを含めそこをどう実現させるか?

この建物の肝と言えます

もう一つの観点は、

2階生活を生かせる視野でした

 建物を道路から少し角度をつけて

隣家との視線をずらし、街中にあっても

視線が遠く赤城山まで抜ける景色を獲得

暮らしの中、ふと眺めたくなる

気持ちの視野を手に入れました

敷島の家

場所
群馬県前橋市
用途
事務所併用住宅
構造
木造二階建て