結びの家

コンクール講評より

「家族に対する愛情と慈しみを、

そのまま形にしたい」

との施主の思いが使ったこの家は、

大黒柱になる高さ40m、

樹齢百年の杉を施主家族が山に入り、

選ぶことから始まっています

その実現のために施主、森林主、

製材所、設計者、工務店との

共同作戦を通して入られた一体感と

「自分たちの家は自分たちでつくる」

との施主の思いが凝縮された家

大黒柱が支える吹抜リビングの床、

天井には買い付け丸太から製材した

無垢の杉板がふんだんに使われ、

書斎机、家族デスク、子供机も

大黒柱の木から製材されました

家族時間を大切にする空間は、

豊富な木材、土壁、瓦など

本物の材料と細やかな設計と

施工の工夫により、

快適なものとなっています

新興住宅地の中で、

落ち着きのある和の佇まい、

背の低い笹で広い敷地間口を

柔らかく開くことで、

地域に伸びやかさを生み出し、

新しい街並み形成を担う

家づくりの幸せなストーリーから生まれた

素敵な住まいとなっています

2015 ぐんまの家  審査委員長

ぐんまの家 優秀賞+コンセプト賞

結びの家

場所
群馬県前橋市
用途
専用住宅
構造
木造二階建て