• 高崎1日家づくり学校

    年に一度、拙宅を使う1日学校を開いて25年になります。テーマは「賢い建主になるには!」。初めて千万単位のお金を操るわけですから、よく見かける金利や断熱をテーマの教室よりも普遍的な価値だと信じています。会場も設計者の自宅ゆえ、子供の成長に伴う床の汚れも壁の傷も隠しようがありません。毎回のガチンコ問答のやりとりが、この学校の存在意味だと思っています

    仲間たち
  • 瓦開発「離瓦」

    建主と現場をダイレクトにつなぐ様々な取り組みを実践しました。拙宅を使った1日学校、建主が山で大黒柱を選ぶ試み、群馬の風土を生かした材料開発、持続可能な自然素材はあるのか?などなど、それらは建設業界のピラミッド構成員に属さない住宅設計者だからこそ、可能な試みでしたし、業界内の本音を聞き出しそれを建主らに広く伝える活動でもありました

    取り組み
  • Projectマイ大黒柱

    私の仕事は住宅の設計。でも一般の方々に設計という「仕事の価値」はほとんど伝わっていないのでは、と思います。もっと知っていただくための様々な発信が必要ですが、大きな広告宣伝費を持ち得ない私たちには限りがあります。そこで、手弁当で開催できる展覧会と、建主との実践を活字にして伝える出版の2つを軸に、建主の思いを実現させるに大きな役割を担える設計という機能を発信しています

    発信
  • 石屋根探検報告小坂山ゼミ

    拙宅の掲載がきっかけで一度に15名もの入社希望者が、、。勿論そんなキャパはありませんが、共感できる建築観の若者と何か出来ないかと取り組んだのが、信州の山郷に残る石屋根集落を調査記録し、一冊にまとめるミッション。拙宅の裏山の名をとり「小坂山ゼミ」と名付けたチームから、そののち大きな建築賞を取るメンバーもおり、1年限定

    作例掲載
  • 提言

    事もあろうにアメリカ農務省から依頼を受け、米国広葉樹の川上から川下まで取材旅行が実現。そこで発信したくなったのが「使っていい広葉樹はあるのか?」でした。発信媒体は建築雑誌。米国だけでなく日本事情と比較のため林野庁広報部も訪ね検証した提言は、一定の反響を頂きました。建主と現場を繋げられる住宅設計者こそ、広い視野を視ねばならないと感じます

    作例掲載